占星術を使うとは、飛べる魚になるということ?(占星術利用の意義)
まず、本題にすすむ前に、
私の占星術の扱い方のスタンスについてお話します。
このスタンスを知らずして、占星術を使うことは非常に危険です。
例えば、前回の繰り返しにもなりますが、
朝起きて占いテレビや、新聞の占い記事をみたとします。
そこで、
「ああ、今日はてんびん座は最悪の運勢かぁ~」
「今年の私の運気は、大殺界!?」
などというように、短絡的にそれを信じてしまうと、
大きな損失を受けることがあります。
なぜなら、潜在意識のチカラというものは強力ですから、
知らぬ間に、その情報が自分の行動に影響を与えてしまうからです。
もし仮に、その朝テレビで見た最悪の運勢のことが気になって、
仕事や勉強手につかずに、結果として本当に最悪の日になったとます。
そして、その日の最後に「あぁ、やっぱりあの占いの通りだった…」と、
自分の不運を占いのせいにしてしまう。
これは、占い利用においては最悪のパターンです。
西洋占星術でも、私の『励ま師スタンス』は変わりません。
占いはあくまで励ましの道具であるという、
基本的な原則を忘れてはいけないのです。
先ほどの例でいえば、
今年は運が悪い…といったときに、
そういった理由で自分に起こった負の出来事、
それらを全てネガティブに捉えていく、
そんな罠にはまるのではなく、
「今は試練の時期だから、このような困難がたくさんおこるんだなぁ~
でもこの困難を乗り越えることで、もう一歩、レベルを上げることができるぞ!」
とポジティブにとらえることができるならば、
そういった不運の時期をも、
プラスに活用することができるようになるわけです。
それでは、今日の本題です。
占星術は川の流れをみることに似ています。
私たちは人生という川の流れを泳いでいる魚のようなものです。
この流れの魚たちは、それぞれのペースで泳いでいます。
例えば、流れの早いところを元気よく泳いでいる鮭もいれば、
よどみの中でえさを漁っているナマズみたいなのもいるし、
他にも鯉や鮎、フナ、どじょうなど、様々な魚がいます。
しかし、その魚たちは上からその川をみることはできない。
自分の進む先に、滝とか急流があることなんて見えません。
ですが、人類は違いました。
私たちは数千年という歴史をかけて文明を築く過程において、
時を支配するリズムがあることに気付き、
その研究をつづけてきました。
時という、次元の流れを発見したのです。
そしてその時を測るのに使用したのが、
太陽、月、そして夜空の星座でした。
ここで、月や太陽といった天体が、時の流れを読むこととと、
どのように関係しているのか、疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
私も西洋占星術を習いたての一番初めの頃は、
このような疑問をもっていたものです。
ですが、ちょっと考えてみて下さい。
時間というものは、一体、何を基準に作られたものなんでしょう?
もう、お察しかとは思いますが、一年という長さは、
地球が太陽を公転するのにかかる時間です。
そして、一日は地球が太陽に対して一周ほど自転する時間です。
人間は、星の動きを基準にしてそれを一年・一日と定めたのです。
なぜなら星の動きは、定期的でその周期にズレがほとんどないから。
時間というのは、このような天体の周期から作られたんですね。
そしてその全ての天体群の動きを、直接観察することで、
地上の出来事(ミクロコスモス)と天体の動き(時間や周期)を
対応させつつ、その統計を研究し続けてきた結果、
今ある占星術として活用されているという、長い歴史があります。
原始的なところでいえば、まずは作物の収穫の時期、
洪水などの災害のタイミング、日食・月食などの祭祀の瞬間、
などを計測するところから始まり、次第に国の盛衰から、
個人のバイオリズムにまで、星と時の関係の統計をとるように、
なってきたのです。
さて、また先ほどの話に戻ります。
川の例でいうと、例えば占星術を手にした人間というのは、
魚でいうと、急流や滝の存在を見ることができるようになった鮭や鮎。
いくら元気いっぱいの鮭でも、急流の流れの速いところばかり、
泳いでいたら、目的地に着く前に力つきて倒れてしまいます。
しかしその急流やら濁流を、
あたかも上空から見渡せるように把握することができれば、
そこを避けつつ上手に流れを渡っていくことができます。
滝の場合でも、その存在を知っていれば、
迂回するルートなどもみつけることができるでしょう。
このように、人が占星術を使うということは、
時の流れを有利に使いこなすことができるようになるということです。
いくら、すごい魚でも川の流れ自体を止めることはできません。
同じように、人も時の流れを能動的にコントロールすることはできません。
そこはあくまで受動的です。
人間はその時の流れに逆らうことはできない。
ただ、この流れを読み解くことで、
その流れ自体を有利に利用することができるようになる、
それが占星術活用の極意になります。
もちろん万能ではありませんが、西洋占星術のシステムを使うことで、
このようなことが少なからず、可能になるということなんですね。
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